人間関係は困ったところ
保育士の現場は、女性スタッフが多く働いているということもあるからか、人間関係のトラブルに悩む方が多いようです。
お局的な保育士に困っているという方もいれば、同年代のスタッフとそりが合わないという方もいらっしゃることでしょう。
しかし、いつまでも人間関係が悪いままでは、働いていて楽しくありませんし、ストレスで「辞めてしまいたい」と思うのもよくありません。
そこで、人間関係の修復方法について考えてみたいと思います。
人間関係の原因が自分にあるかどうかをまず確認してみてください。
スタッフとギクシャクしだした頃のことを反すうし、自分に原因があったという自覚が生まれたら、いきなり謝るということはできなくても、自分から少しずつ歩み寄りをすることが大切です。
保育士は、確固とした自分の保育方針をもっている人が多いので、無意識のうちにそれを前面に出しすぎて、周りとの関係を悪くしてしまっているということもあります。
保育方針をもっているということはもちろんよいことですが、他の保育士も、それぞれの保育方針をもっているかもしれません。
双方の考え方をお互いが尊重し合うことで、よりよい人間関係に戻すことができると思います。
受け止めず流してしまおう
トラブルの原因がどう考えても相手にある、というときは、「スルーする力」を身につけることが必要です。
相手が悪いのはわかっていても、相手にそれをわかってもらうというのは本当に難しいこと。
恋人関係でもそうですが、自分が変わるのは比較的簡単でも、相手を変えることというのはすごく難しいですよね。
相手に謝罪や改善を求めると、それが叶わなかったときに余計イライラしてストレスになってしまいますので、「もう放っておこう」と気楽に考えて、嫌なことは右耳から左耳の外に流してしまいましょう。
また、人間関係をよりよいものにするために、園での業務ルールなどはきちんと守るというのが基本です。
どんなに小さなことでも、マナー違反をすると、そこから人間関係にヒビが入ってしまいます。
社会人としての常識を守ると同時に、業務ルールにおいてもきちんと守り、けじめをつけて仕事をすることが大切。
あとは、笑顔を絶やさない、あいさつは自分から明るく行うなど、ちょっとしたことを意識するだけでも、職場の雰囲気がよくなっていくものです。
解決方法は意外と身近なところにあったりするものなので、ぜひちょっとしたことを意識して、より楽しく保育士として働ける環境をつくっていきましょう。