民間の企業への就職で保育士資格を生かす
保育士の資格は子供の面倒を直接みるための資格ですが、実際に現場に出て子供たちと触れ合う経験はその後のキャリアアップに幅広く生かすことができます。
一度は保育士として働いてから一般企業に転職をするという人も多くいますが、より保育士であったときのキャリアを生かすことを考えるならやはり子供に関する製品を扱う企業がおすすめです。
中でも子供用品を専門に扱う業者は、それまで多くの子供たちと接触を持ってきた人材を多く募集しています。
子供用品としては、子供たちが室内や屋外で遊ぶための遊具開発や毎日着用する衣服、その他小さな乳幼児を世話するときに持っておくと便利なグッズなどです。
子供服メーカーや玩具メーカー、ベビー用品メーカーなどの求人も見逃さないように転職先を探し、それまでの保育士の経歴を積極的にアピールしていくことでより条件のよい就職先を探すことができるでしょう。
最近では住宅メーカーでも子供視点が求められます
子供用品を扱う業者の中でも、今特に募集が増えてきているのが住宅系のメーカーです。
最近は数多く新築のマンションやアパートが建設されているのを見かけますが、実際それらはあまり子供と一緒の生活に配慮をしていないところも多かったりします。
具体的な例としては、新しい住宅は非常に密閉性が高くシックハウス症候群など子供の健康に問題があるような素材で作られていたことがありました。
そこで室内の通気性をよくするためにそれぞれの部屋の扉の床部分に少し隙間をつくるような構造にしたのですが、これが体の小さな子供たちが足や手を挟むという事故のもとになってしまったという事例が発生しています。
このようにどうしても住宅設計では大人目線で構造を考えてしまう傾向があるので、実際に子供とより多く触れ合った経験のある人がどういったところに危険が潜んでいるかということを考える視線が大切になってきます。
住宅の他にも自動車メーカーで子供と一緒に運転をするときの利便性を意識した設計を取り入れるといった例も出てきているので、ぜひそれまでの経験を活かした新製品の開発に取り組んでいってもらいたいところです。