保育士のやめどき
保育士というのは年度の区切りがとても重要な仕事になります。
転職でも退職でも、年度途中にしてしまうというのはかなりNGであるということは念頭に置いた上で、ご自身が転職するべきか、退職するべきかを検討されるとよいと思います。
年度末まで待つけれど、転職したほうがいいのか、
退職してしまったほうがいいのか悩んでいる場合、次のようなことが考えられます。
人間関係の悩み
まずは、人間関係など、その保育園固有の問題で悩まれているケース。
新卒でその保育園に入社した場合は、その保育園しかしらないわけですから、
次の職場に行っても同じなのではないか、と考えてしまいがちです。
しかし、どの保育園も人間関係が悪いのかといったら、決してそんなことはありません。
保育園固有問題で悩まれている方は、退職をして保育士をやめてしまうということではなく、
転職をして新しい環境で再出発してみることをおすすすめします。
退職したほうが良いとき
では、退職をしたほうがよいケースというのはどんなケースなのか?
第一に、心身の問題で辞めたいと考えている場合が挙げられます。
保育士の仕事はとてもハードですので、
体を壊してしまうというケースも少なからずあります。
腰を痛めてヘルニアになってしまったとか、仕事がハードで自律神経のバランスが
乱れ始めてしまったなど、身体的な問題で保育士の仕事を継続できないというときは、
転職をしても改善しない可能性が高いので、退職を視野に入れてもよいと思います。
もしくは、パートタイムなどにシフトして、自分の体に無理のない範囲で働くと
いうこともよいでしょう。その際も、一度退職をし、体の調子を整えてから
パートとして働き始めることをおすすめします。
転職と退職
では、年度末まで待てないけれど転職をしたい、
退職をしたいというときはどうでしょうか?
保育園固有の問題で年度末を待たずに転職をしたいという方は、
その悩みが元で神経症にかかってしまってるなど、心身に支障を来している場合は
考えたほうがよいかもしれません。
しかし、年度末を待たずにその円を退職するということは、特に担任を持っていると、
保育園にもかなりの迷惑をかけてしまうことになります。
もちろんその保育園もあなたに迷惑をかけているわけなのですが、
「自分はもうだめだから」と安易に判断してしまうのではなく、どうしても年度末に
辞めなければならないと思うほど辛いのか、ということを今一度よく考えてみましょう。
次に、年度末を待たずに退職したいとうい場合、やはり体調などが思わしくなく、
年度末まで働くことができないときは、退職を余儀なくされることもあるでしょう。
この場合も、自分の独断で判断するのではなく、医師などに相談をし、
年度末まで働くことが可能であるかどうかを確認して、特に問題がないということであれば、
年度末までは自分の仕事を全うされることをおすすめします。
しかし、医師から「これ以上継続すると、余計に症状が悪くなってしまう」
ということであれば、すみやかに退職の方向で動くべきです。
こういったケースであれば、保育園側も決して常識知らずだとは思わないでしょう。
退職か転職か、その時期によっては理由や事情が大きく関係してきます。
また、自分の一存で安易に決めてよいものでもありません。
よく考えて、第三者にも相談をしつつ、慎重に検討されることをおすすめします。